リーマンショック級の暴落が全世界を連日襲っています。
世界経済はおよそ十年単位で暴落を迎え、成長と停滞のサイクルを繰り返しながら長期的には成長を続けてきました。
コロナウイルスによって資本主義経済というものが完全に破壊されつくしてしまうのであれば危機感を覚えたほうがいいですが、実際はそうではありません。
一時の経済活動の鈍化こそあれど、世界経済の成長は止まらないのです。
世界経済の成長が止まらないのであれば、今この暴落は将来の高騰へ向けた溜めの期間ということになります。
その逆風の期間をどう耐えるかに世界各国の手腕がかかっているわけです。
そして、日本経済はコロナショックに耐え切れませんが、アメリカ経済はコロナショックに耐えられるシステムが備わっています。
アメリカ経済と日本経済の一番の違いは、直近でデフレになったことがあるかないかです。
日本は万年デフレですがアメリカは緩やかなインフレが続くように調整されています。
病的にデフレが続いた日本は金融緩和する手段が残っていないため経済危機になったとき手を打てませんが、アメリカ経済は十分な利上げをしているのでイザというときの利下げで金融緩和する手段が残っています。
リーマンショックの当時ですらアメリカは震源地にも拘らず、備えがあったため大暴落があってもすぐに底をつき、値を急激に戻すことに成功しています。
一方の日本は全く回復しないまま二回目の大暴落に突入するわけです。
失敗例として反面教師にされている日本経済と、それを見て改善を続けるアメリカ経済
全世界が暴落しているときであっても、投資対象、つまり米国株の優秀さを知っているなら焦って売る必要がない理由がここにあります。日本株は売った方がいいかもしれませんが。