答えは「見極めることはできない」です。
どんな株式投資のプロでも、相場の底というものは見極めることはできません。
しかし、「相場の底に近い値で買う」ことはできます。
リーマンショックのとき、下落した相場が反転したかのように見え、また再下落するということが五回ほどおきました。
一体どこが本当の相場の底だったのか、正しく予想できた人はいませんでした。
本当の底になったとき、人々は、もしかしたらまた見せかけの上昇で、また再下落するのではという不安に駆られたのです。
では、相場の底が分からないなら、どうやって相場の底に近い値で買えばいいのでしょうか?
答えは「定期的に分散して買い付ける」です。
リーマンショックの株価は、底のように見えた個所のどこで買おうが、実は今日においては大儲けできています。
重要なのは、リーマンショックの下落がどれほど続いたかです。
チャートを見ると、リーマンショックの下落は約半年続いています。
歴史に学べば、このコロナショックはリーマン級の下落であり、リーマン時と同じかそれ以上に下落の時期が続くと仮定することができます。
しかしアメリカ株というのは性質的に上昇を続けるので、この半年間のどこで買っても絶好の相場チャンスであることは間違いありません。
途中でキャッシュが尽きてしまうと、このバーゲン相場を指を加えてみていなくてはならないため、十分にキャッシュを残し、定期積立を続けましょう。
この六カ月は厚めに定期積立を張るというのも賢いでしょうね。