米国の強さは三つの要素によって支えられています。
即ち「軍事力」「政治力」「経済力」です。
これらの要素に支えられ、米国は世界のリーダーとして比類なき強さを維持しています。
その一要素である「経済力」の強さを表す指標が、株式市場の規模感といっていいでしょう。
世界中の株式市場の時価総額は、5000兆円を超えており、国別のシェアは以下の通りです。
圧倒的に米国の割合が大きいのです。
株式市場を持つ国は資本主義経済という概念によって成り立っており、その国家の中で米国は凄まじい力を持っていることになります。
米国株に投資をしているだけで、全世界の半分に投資をしているのと何も変わらないということになります。
また、米国企業は世界でグローバル展開をしているため、単一の国でしか展開していない企業に投資するよりも、よっぽど世界経済に分散投資をすることになります。
その強さの裏付けとして、各種経済指標の力強さがあります。
NYダウやSP500といった、米国企業の株価指標の数値は、かれこれ100年以上の歴史を持ちます。
これまでこの指標は、常に最高値を更新し続けてきました。
その間には歴史的な大暴落にも何度も見舞われました。
しかし、そこからの回復力が凄まじいのです。
現に、今回のコロナショックに対しても、米国株はすさまじいまでの回復力を有しています。
コロナショックが起きた当時、米国株の数値はトランプ氏が大統領に就任する前の数字、すなわち2017年まで逆戻りしました。
しかし、この記事を執筆している時点で2019年の1月まで株価が急激に回復しています。
底から50%も値をもう戻しているのです。
一方日本はバブル期につけた値を未だに超えることができません。
バブルから一切の成長をしていないのです。
この日本と米国の比較からも、米国の経済の力強さが分かります。
投資の本質は、儲かるところ(今後伸びるところ)にお金を投じることです。
衰退するところに投資をしたところで、あなたのお金は消えてしまいます。
その本質を見極められるのであれば、どこに投資するべきかはおのずとわかるはずです。