日本のメガバンクの定期預金の金利をご存じでしょうか。
答えは、0.002%です。
これは100万円を預けても年間で20円しか増えないことを意味し、AMTを一回利用するだけで赤字になってしまう超低金利です。
一方、そういった銀行の株式に投資していた場合、年間の配当は5%近くになります。
100万円でいうと5万円が年間配当としてもらえる計算になり、ザックリと定期預金との差が2500倍にもなります。
この差は「預金」と「株式」の違いによるもので、要はリスクを取っているかいないかという違いになります。
定期預金は元本変動などが一切ない無リスク(厳密には違うが)であり、株式はその企業の業績に応じて基準価格が変わるといった価格変動や倒産といった各種リスクを株主が負っています。
そのリスクに見合ったリターンが預金の2500倍の配当として表れているわけです。
いくらリスクがあるとはいえ、リターンが2500倍近くあるのであればやらない方がマヌケであることは間違いありませんが、日本ではなぜか投資に対しての嫌悪感が強いです。
というのも、バブル時代は銀行の預金は高金利であり、預金でありながら年間8%近くの金利がついていました。
これは元本保証されながら毎年8%の利息がつくというものすごいことであり、つまり投資をしてリスクをわざわざ負わなくても十分な配当が得られていたから投資は不要という理屈なのです。
しかし時代はかわりました。
世の中は超低金利時代であり、あらゆる可処分所得が下がっています。
預金ではゼロに等しい金利しか得られず、何もしなければあなたの資産価値はインフレによって毎年目減りしていくのみです。
積極的に余っているお金は投資することによって、結果的にあなたの資産を守ることにつながるでしょう。