世界の経済活動がコロナによって停滞し、人やモノの移動の減少に伴い、原油の需要が激減しました。
物流活動がなくなったわけではありませんが、この生活が長く続き、普段の生活のシーンで自動車などを中心に移動というファクターが減少したのは間違いないでしょう。
世界の経済活動がコロナ前まで戻ったとしても、この原油の需要というのは以前の水準まで戻るかというのは怪しいところです。
原油というのは人の移動手段に主に消費されてきました。
グローバル経済と化したコロナ前の世界は、まさに人やモノ移動のピークといってよく、世界の人口が無限に上昇し続けない限り人の行き来というのは頭打ちになっていたと思われます。
もちろん、コロナ終息後は経済活動が解禁され、それに伴って以前のような移動方式も復活はするでしょうが、このコロナ期間中の経済活動の在り方というのが定着した場合、以前の水準まで人の移動というものは回復しないのではないかと思います。
経済や社会の在り方がかわり、それにともなって産業構造も変化していく。
人の移動の減少もそれに準ずるっものであり、投資家たちは”生き残る”場所に投資しなければいけません。
バフェットも最近航空株を売却し、買ったのは間違いだったと述べています。
個別株の恐ろしさはそこにあり、世界最高の投資家と言われる人物でもミスをすることはよくあります。
いちいち日々の業績や世界動向などを調べて神経をすり減らさなければならず、個別株というのは金銭面のリスクだけでなく健康面のリスクもあります。
一方その国の指標に丸ごと投資する方法であれば、イチイチ個別の企業の動向に目を光らせる必要はありません。
コロナ期間中であっても儲かっている業界の恩恵を受け、株主としての恩恵を十全に受けることができるのです。
投資は分散が鉄則。リスク管理を重視した堅実な投資を行いましょう。