アメリカのNY株の上昇が止まりません。
コロナで一万ドル近い暴落を見せたものの、もう7000ドル以上も回復しており、コロナ前越えも近いでしょう。
しかし、実体経済と乖離している!これはおかしい!という意見が絶えません。
しかしこれが現実であり、株価は上がり続けています。
今は通常の事態ではなく、各国は中央銀行が介入しまくり株価の下落を抑えている状況です。
株価が上振れするのは当然という向きもあるでしょう。
結局のところ、株が短期的に上がるか下がるかなんてものは、ベテラントレーダーだろうが証券アナリストだろうが投資の神だろうが天才だろうが誰にもわかりません。
二番底がくるくると言われ早何カ月たったでしょうか。
世界の株はコロナで落ち込みましたが、今は相当な勢いで戻しています。
その急落しているときにこの反発を誰が予想できたでしょうか。
結果としてここまで戻したわけですが、さらに下げ続けていてもおかしくはありませんでした。
それこそ過去のリーマンショックを例にするとそうです。
リーマンショックは完全に相場が回復するまで二年を擁しました。
この急反発を予想できず、二番底があると思っていた人は何も買えずこの相場を見ているだけとなってしまったわけです。
このように相場とはだれにも読むことができず、非常に難しいものです。
ですから、我々ができることはこのような数か月単位の短期で物事を考えるということをやめるということです。
世界経済は少しずつですが、確実に毎日進歩しています。
人類は何も使えなかったころから、火や弓矢というものを発明し、そして機械を作り、大量生産を行いと少しずつですが進歩を続けています。停滞したことはないのです。
毎日の暮らしを少しでも豊かにしたいという気持ちがある限り、経済というものは確実に伸びます。
それさえ分かっていれば。超長期で物事を考えたときに伸びるものに投資をし、後は放置をしていればいいのです。
その超長期で伸びるものというのが、世界経済のインデックスや、米国株インデックスといった類のものです。
怪しげな投資商品に、短期の上げ下げといったものに惑わされることなく、日々淡々と投資を積み重ね、投資市場に一日でも長くいることこそが金持ちになるコツであり最高の秘訣といえます。