株で大損する人の特徴として「ボロ株に手を出す」「レバレッジをかける」というのがあります。
ボロ株の特徴として、非常に変動幅が大きいということが挙げられます。
これにレバレッジをかけることによって、うまくいけば大金を稼ぐことが可能です。
こうして「億り人」に夢を見た数多の愚か者がこのような手法を用いギャンブル投資に身を焦がし、そして大損をこいて退場します。
なぜそう言い切れるのか?
それは人間の感情という心理が大きく影響します。
正直この手法で一回勝てるかどうかは半々です。なぜなら誰にもボロ株が上がるか下がるか分からないからです。
仮に何回か強運で勝ち続けたとしても、一回の負けで全ての資産を溶かすなんてことはよくあることです。
人は勝ち続けていると「次も勝てる」という心理が大きくなり、まるで暴走列車のように自分のリスク許容度を無視した投資をしてしまうのです。
ギャンブルで人を陥れるには「まず少額勝たせる」と言われていることから分かるように、成功体験というものがあると人は簡単に脳が暴走してしまう作りになっています。
この現象に陥らないためには「株価を見て買う」のではなく、「ビジネスを見て買う」ことが重要です。
これは言い換えると、自分がその投資対象をよく理解、納得して投資をしろということです。
これをしているだけで、急な株価変動にも心の平穏を保つことができます。
また、本当に業績が良くない時も判断することができるでしょう。
投資の基本なのですが、これが出来ていない個人投資家はあまりにも多いです。
自分が理解していないものに自分の大切な資金を投下するほど愚かなことはありません。
ギャンブル投資ではなく、優良株をホールドすることこそが個人投資家の勝利への道です。