Yahoo!JapanとLineが経営統合を検討しているとの報道がありました。
報道などによると、ソフトバンクの100%子会社であるZホールディング(Yahoo!親会社)に対し、NAVER(Line親会社)が折半出資することによって、Yahoo!およびLineの支配権を持つ新会社をZホールディングの傘下企業として設立する模様です。
この日本における巨大ポータルサイトであるYahoo!と、日本最大のメッセージアプリを展開するLINEの統合が実現された場合、巨大な企業連合が誕生することになります。
その場合、私たちにはどのような影響があるでしょうか?
PayPayとLinePayがカギを握る
この二社には共通点があります。
それは、両社ともに巨大なスマホ決済手段を展開しており、日本で使われているキャッシュレスの大部分を担っているということです。
Yahoo!はPayPay、LineはLinePayというスマホ決済サービスを有しており、
MMD研究所によると利用率はPayPayが約44%、LinePayが約14%となっています。
もしこの二社が統合された場合、この二社のキャッシュレス手段も統合される可能性があります。
そうした場合の国内シェアは68%にもおよび、国内におけるキャッシュレス決済の地位を不動のものにするでしょう。
キャッシュレスはできるようにしておいた方がいい
経済産業省によれば、日本のキャッシュレス比率は低く、わずか18.4%に留まっているとのことです。
政府はその比率を、大阪万博までに40%、将来的には80%のキャッシュレス比率を目指し、環境を整備すると宣言しています。
そのために2019年10月から、キャッシュレスポイント還元事業も展開され、政府の号令がこの政策にかかっていることを示しています。
このような政府の号令には素直に乗っておいた方がトクをします。
太陽光を政府が後押ししたときに太陽光を始めた人は今でも売電で儲けています。
NISAが始まったときに株を始めた人はアベノミクスで多大な利益を得ました。
そして今はキャッシュレスを強烈にプッシュしています。
キャッシュレスは実際に使うと非常に便利で、もはや現金の利用は最小限になります。
都内では現金お断り、キャッシュレスのみの店舗も出るほどで、この流れは止まることはないでしょう。
この二社が統合された場合、最終的に決済手段まで統合されるのかは現時点ではわかりません。
しかし、現状最大手のPayPayを導入しておかない手はないでしょう。
なにより、キャッシュレスは太陽光やNISA株とは違い、導入するのはタダです。
誰でもスマホが使えるだけでこの政府の還元による恩恵を得られるのですから、やらないという手段はお金を得る手段を自分から放棄しているのとかわらないのです。