インデックス投資は継続することが大切です。
投資の世界から退場することなく、適切な場所に投資を継続し続けることによって10年後、20年後に結果としてあなたの資産が増えているからです。
しかし、自分の中でしっかりと投資について腹落ちさせていないと、意外と続きません。
投資を続けられない人には以下の2パターンがいます。
パターン1:下落に耐えられない人
まず、投資を続けられなくなってしまう理由として最も多いのが、下落に耐えられない人です。
自分のリスク許容度を超える投資を行い、結果として値動きに耐えられなくなってしまう。
儲かるイメージしか持たずにリスクを理解せず始めてしまったり、実際に価格変動を理解していたとしても、実際の暴落時に精神をやられてしまい退場してしまう人たちです。
これは、個人個人の精神的な問題でもあるので、共通するような対策はありません。
自分が未来に対してどのような前提を持って投資を始めたのか、という初心に立ち直る必要があります。
世界経済は今後も成長し続けるのか、投資している資産が値下がりしても、また上がってくるのか。
資本主義の未来に楽観的であるのかどうか、などということですね。
自分にとって継続しやすい投資スタンスやリスク許容度に都度最適化していきつつも、投資は継続できるというのがベストです。
パターン2:投資に自己ベストを求める人
もう1パターンの投資を継続できない人というのは、投資に自己ベストを求めてしまう人です。
インデックスへの積み立て投資というのはハッキリ言ってかなり地味です。
資産が増えるにしてもジワジワと少しずつしか増えません。
ハッキリとした成果が出るまでに10年や20年の単位がかかるのがザラです。
ですので、投資というものに自己ベストを求めてしまう人たちというのは、そういう地味な増え方に満足ができず、すぐにインデックス投資に飽きてしまったり、他のよさそうな投資方法にチャレンジしてみたくなってしまいます。
新しい商品や毎日の値動きが気になり、投資の勉強をして、色々と手間をかけたくなってしまう。
もちろん投資は自己責任ですので、好きにやればよいと思いますが
タイミングを計ってアクティブに売り買いする人のほとんどが長期的にインデックスに勝てないという事実があります。
それを理解したうえで、投資に自分の時間を使うことを良しとするかです。
自分だけは普通よりプラスαをと考えた結果、うまくいかずに投資なんてギャンブルだとやめてしまう人が、自己ベストを求める人には多いのです。
まとめ
投資は細部にこだわり時間をかけたところで、パフォーマンスが劇的に向上するわけではありません。それどころか悪くなることすらあります。
とにかく、自分が心地よく投資を継続できる仕組みを構築することが大事でしょう。
自分にとっての適切なリスクを取り、ある程度の「いい加減さ」をもって継続しやすい環境を作る。
この基本ができていれば、投資を継続することは難しくなくなるでしょう。