2019年12/30の日銀発表によると、金融機関に預けられることをなく年を越す、いわゆるタンス預金が112兆円もあるということです。
銀行に預金していても雀の涙ほどの利息しかつきませんし、むしろATM手数料などを考えるとマイナスなため、一見手元に置いておきたくなる気持ちもわかります。
タンス預金はリスクだらけ
しかし、タンス預金などをしていてもそのお金は一切お金を生み出しません。
むしろそのようにして寝かせているお金は世の中のインフレに全く対応できませんので、どんどんお金の価値が目減りしているといってもいいのです。
さらに、金融機関に預け入れしないタンス預金というものは、万が一の災害リスクや火災リスク、盗難リスクに対応することができません。
日本は未曽有の災害大国でもあり、そのような危機によって失われてしまった場合100%の損失をしてしまうのです。
手元に過剰な現金があると見せびらかしていた老人が殺害される事件もありました。
必要以上の現金を手元に置いておくことはリスクでしかありません。
活用されない現金に価値はない
しまい込まれて使われない現金に一切価値はありません。
ただの汚れた紙とすら言ってもいいでしょう。
一万円一枚の原価は一円以下であり、皆が一万円の価値があると思っているから一万円としての価値を保っています。
仮想通貨なども、皆があの価値があると思っているからあの価値がついているのに、現金をありがたがっている人ほどコンピューター上のプログラムであり価値がないから信用できないと言っていたりします。
本質は同じ事なのに不思議なものです。
現金を活用するにはタンスでも預金でもなく株式投資
現金は手元に置いておくのではなく、やはり有効活用するべきでしょう。
その最適解の一つが株式投資ということになり、世界分散投資ということになります。
株式に投じられたお金は企業の活動に使われますし、企業活動は社会全体を豊かにしてくれます。
我々の資金が、社会貢献にもつながるのです。
そしてその企業活動の恩恵が、我々の手元に帰ってくるというサイクルを作り出すことができます。
世界の長者番付に載るような大金持ちは皆投資家です。そして、投資家は現金をあまり手元に置いておきません。
現金はお金を稼いでくれないことを知っているからです。
タンス預金なんかしている場合ではありません、投資によってお金に働いてもらいましょう。