アメリカが風邪を引けば日本は肺炎になるという格言があります。
これは、アメリカの経済が少し下向きになれば、それ以上に日本経済に影響が出るということを意味しています。
NYダウやSP500が買われれば釣られて日経平均も多少買われ
NYダウやSP500が売られればそれ以上に日経平均は売り浴びせられます。
アメリカ株が下がれば日経平均はそれ以上に下がり、しかも回復は遅いというのが「アメリカが風邪を引けば日本は肺炎になる」という格言なのです。
リーマンショックを例にあげる
例えば2009年にリーマンショックが起きた際、日本の政治家は「アメリカの経済危機であって日本には影響がない」と言い切りました。
しかし実際には日本は当のアメリカよりも大不況に陥り、多くの人員がリストラという憂き目にあい路頭に迷いました。
アメリカはリーマンショックから当時の最高値まで戻すのに2~3年かかりましたが、日本は7年かかっています。
当たり前ですが日本はバブル時の最高値を未だに超えられていません。
一方アメリカは連日のように最高値を更新しています。
現状の日本株はバブル、アメリカ株は実態がある
連日最高値を更新するアメリカ株を見ると、これはバブルですぐ暴落するから手が出せないという人もいます。
しかし世界中で自国の企業が実際にカネを稼ぎ、最強の軍隊を持ち、人口増加を未だに続けるアメリカは経済の実態という裏付けがあり、日銀によるETF買い入れというマヤカシによって底支えされている日本経済などよりもよほど実績のある経済実態があります。
日本の方が実際には業績も大したことのないのに生き残るゾンビ企業だらけ、かつての大企業は競争力の低下に不正のオンパレードと株価が下がる要因しかありませんが、日銀のETF買い入れという反則により株価は保たれており、よっぽど経済実態からかけ離れているバブルです。
日銀がETFの買い入れをやめたときが日本株の終焉であり、今から手を出す必要はありません。
買うのであればアメリカ株であり、世界に目を向けるべきなのです。