ガーファと呼ばれるGoogle、Amazon、Facebook、Appleの四大米国テックの中で、一つだけ相応しくない、未来がない企業があります。
それはFacebookです。
そもそもFacebookが他の三社と違うのは、SNSを主体とした業務だということです。
寝てても安心できる長期投資の株を持つということは、10年後20年後にも持っていて安心できる株を持つということです。
それはつまり、我々の生活に密着しており、なくなってしまうと非常に困る会社である必要があります。
フェイスブックは別になくなっても困らない
これに尽きます。AppleやAmazon、Google、Microsoftといった企業はなくなってしまうとスマホは使えません、通販は使えません、ネットで調べ事ができません。業務ツールが使えません。と非常に困ったことになります。
しかしFacebookはなくなっても日常生活で困らないのです。
FacebookのSNSを利用している人は困るかもしれませんが、それは一時的なものです。
SNSとは非常に参入障壁が低く、仮にFacebookがなくなれば人々は次のSNSを利用することになります。
日本でもMixiというSNSが一時流行りましたがすぐに廃れました。2chもそうです。
一見超巨大に見えるサイトや場所であっても、何かの拍子に人はすぐ流出していまいます。
コンテンツを提供しているだけで、ツールを提供していないので、ユーザーはその会社がなくなってもすぐに代替を見つけてしまうのです。
不祥事も多く、リブラ計画も頓挫した
また過去幾度となくユーザーの個人情報を流出させ会社としての信頼度も低いです。
学生サークルのノリをそのまま持ち込んでしまったかのようなお粗末な対応により大量の個人情報を流出させ続けています。
そのようなガバガバのセキュリティ体制の中見切り発車した仮想通貨リブラ計画も、出資者であるペイパル、ビザ、マスターなどの決済企業群に逃げられ事実上頓挫しています。
SNS以外の稼ぎ頭がないのが問題
SNSはいつ廃れてもおかしくないのに、それ以外の稼ぎ頭がFacebookにはありません。
確かに会員数は多いのですが、それを活かせておらず、成長性に疑問をつけられている状態です。
他のGoogle、Amazon、Appleは自社の広告業、流通業、製造業といった本分以外にもあらゆる分野に手を広げているからこその王者テック企業なのです。
SNS以外にやることがないFacebookはブームが終わった瞬間に陥落し、十年後にはもはやそんな企業あったっけ?と忘れ去られていることは間違いないでしょう。