資産運用の王道は「長期・分散・低コスト・積立」です。
この四法則さえ守っていればリスクなく安全に自分の資産を着実に増やしていけるでしょう。
しかしこの法則が明らかになっていてなお、大多数の人は実行できません。
それはこの方法はほぼ確実に勝て、しかも再現性も高いにもかかわらず、とある項目を実行することが難しいからです。
それは「長期」すなわち継続することです。
継続することのむずかしさ
資産運用は継続することが大切です。王道もそうなっています。
しかしそれを理解していながらなお、継続することが大多数の人にはできません。
特に最初の壁は投資を始めて最初にやってきます。
最初の一年目が関門
資産運用を今までしたことがなく、初めて行う一年目にその壁はやってきます。
なぜなら、資産運用というものはスタートしたときの最初期こそがリターンが安定しないからです。
資産運用の初心者は自分ではどうしようもないとわかっていつつも、自分が資産運用に回した資産額がどうなっているのか毎日気になってしまいます。そして毎日資産額をチェックしてしまうのです。
資産運用を始めたばかりというのはリターンがプラスにもマイナスにも振れます。
たまたまプラスに振れているうちはいいですが、マイナスに振れることも当然あります。
リターンがプラスかマイナスかというのは人間の感情に大きなインパクトを与えます。
プラスとマイナスを行ったり来たり、またはマイナスから中々抜け出せない日々が続くと、精神的に疲弊してしまい、せっかく始めた資産運用を途中でやめてしまうのです。
苦しいのは最初だけ。寝て忘れて継続するしかない
苦しい時期は最初だけです。時間がたつとリターンも安定しプラスの水準になり、元本付近をウロウロすることはなくなります。
こうなってくると、資産が少し変動しようが感情に与えるインパクトは小さいものになるでしょう。
短期的な資産の増減は気にならなくなり、長期投資の流れに乗ることがあなたはできるようになるのです。
まとめ:長期投資の最初の壁は最初にこそやってくる
資産運用の王道の中で一番むずかしいのは長期投資です。
特に資産運用を始めたばかりの最初にその壁がやってくるでしょう。
しかしその壁を乗り越えることができればあなたは立派な投資家になれるでしょう。